お金よりも大切なもの

二十歳までは、何もかも親の世話になっていてそれが当たり前だったから、お金に困った事も無かったし苦労もしたことなかった。
不都合な事は何もかも親のせいにして、親のスネをかじって生きて来ました。
だから口から出るのは綺麗事ばかり。
「お金よりも大切なものがある」なんて事を、その真意すら知らずに語っていました。
二十歳をすぎて、初めて家を出て一人暮らしを始めてお金の大切さと言うものを生まれて初めて感じました。水一つにもお金がかかり、家賃・電気・水道・携帯・食費・生活費・インターネット料金…月にすごい額の請求書が来るので「生活していくって大変な事なんだな」って初めて知りました。
到底、アルバイトだけではお金はギリギリです。
仕事だけじゃなくて、遊びたいしお洒落もしたい。だから出費は嵩む一方です。
そんなギリギリの生活をする上でお金に困った時もあります。
生まれて初めて「お金に困る」と言う事を経験して、「お金がないと何も出来ない」と言う現実を目の当たりにしました。
そんな時に心の支えになったのが親の存在で、今まで当たり前だと思っていた事が当たり前ではなかったんだと言う事を知った瞬間でした。
それから周りに対する感謝の気持ちが芽生え、お金に対する価値観もお金の使い方に関する価値観も変わってきたと思います。
お金よりも大切なものはあると思います。しかし、その大切なものを守るためには「お金」が必要だと言う事も分かりました。
生活に支障が無いくらいの必要最低限のお金があって初めて「お金よりも大切なものがある」と言う事を胸を張って言えるものなんじゃないかと思うようになりました。
大切な人、大切な家族が病気になったとき、または自分が病気になった時に助けるためにもお金は必要だし、自分のせいで借金地獄に陥って大切な人たちに迷惑をかけてしまったら「お金よりも大切なもの」を失う結果になってしまいます。
だからこそ、大人として最低限のお金を大切にした上で、お金よりも大切なもののために「お金」を使えるような自分でありたいです。